“もったいないわー!”の真意

自己紹介

 さてさて、弊ブログの読者の皆様に於かれましては如何お過ごしでしょうか。

 筆者はというと、今回7度目の転職活動を行い、無事功を奏し転職に成功しました。

 で、今は公私共に大変慌ただしくしております。

 まぁプライベートの話は書いても仕方ないので、今回は転職活動前後に生じた疑義についてのお話でも書こうかと思います。

 ではどうぞ暇つぶしにお付き合いください。

退職届の提出

 当然ながら退職に当たり、必要書類には「退職届」が必要となります。決して「退職願」ではりません。

「退職届」と「退職願」は、どちらも会社を辞める際に使用される文書ですが、その意味と役割には違いがあります。それぞれの特徴を以下に解説します。


1. 退職届

  • 意味: 「退職届」は、従業員が会社に対して退職の意思を最終的に通知するための文書です。
  • 特徴:
    • 法的な効力: 一般的に提出後は撤回が難しく、正式に退職の意思を表明するものとして扱われます。
    • 使用の場面: 退職が確定している場合や、会社と合意済みの場合に使用されます。
    • 形式: 「○年○月○日をもって退職いたします」というように、退職日が明確に記載されます。
    • : 「私は一身上の都合により、○年○月○日をもって退職いたします。」

2. 退職願

  • 意味: 「退職願」は、会社に対して「退職を希望します」という意思を申請するための文書です。
  • 特徴:
    • 任意の性質: 提出後も撤回が可能な場合があり、会社側の承認を得ることを前提とします。
    • 使用の場面: まず退職の意思を伝え、その後の会社との話し合いの材料とする場合に使われます。
    • 形式: 「退職をお願い申し上げます」という表現が使われ、退職希望日も含める場合がありますが確定ではありません。
    • : 「私は一身上の都合により、退職を希望いたします。退職日はご相談のうえ、決定いただければ幸いです。」

違いのまとめ

項目退職届退職願
意味最終的な通知退職の意思表明(希望)
効力撤回が難しい撤回が可能な場合も
提出の目的退職を確定させる退職の希望を会社に伝える
文言「退職します」「退職を希望します」

注意点

  • 会社の規則を確認: 会社ごとに手続きや文書の運用が異なるため、就業規則や担当者への確認が必要です。
  • 退職までのスケジュール: 退職届の場合は、通常、就業規則に定められた期間(例:1か月前)を目安に提出します。

 以上はChat-GPT 4oによる説明です。意外にここら辺を理解していない方が多いので記載しました。これから転職に向けて活動する方は、是非とも覚えておいて損はないと思います。

 で、今回筆者はというと、確固たる意志の元、わざわざテンプレートのタイトルを「退職届」と訂正し、技士長へ提出しました。

 しかし、ここで少しばかりイメージしていたリアクションとは違うレスポンスが返ってきてしまいました。それはどいういう事かというと、技士長の顔が「鳩が豆鉄砲を食ったような顔」だったのです。逆にそれを見た筆者の方が「へっ???」と思ったのです。

 一体これはどういうことなのか?

 筆者は2024年11月16日から、退職勧奨によりME機器管理専従という名の追い出し部屋へと移動になりました。一人部署であり、まさに閑職です(興味のある方はDM下さい。お見せします)。

 さて、【閑職】とは何か?Chat-GPT 4oの回答をお見せしましょう。

「閑職(かんしょく)」とは、職務や役割が比較的軽く、重要性が低いとされる職務や地位のことを指します。この言葉には、次のような意味やニュアンスがあります。


1. 一般的な意味

  • 仕事内容が少ない: 業務の負担が軽く、特に忙しくない職務を指します。
  • 組織内での重要性が低い: 会社や組織の中で、意思決定や運営に大きく関わらない役割であることが多いです。

2. ネガティブなニュアンス

「閑職」にはしばしばネガティブなイメージが伴うことがあります。

  • 左遷や冷遇の意味合い: 重要な職務から外され、意図的に影響力の少ない地位に移されることを指す場合があります。
  • やりがいや評価の欠如: 重要性が低いとみなされるため、本人のやりがいや自己評価に影響することがあります。

3. ポジティブな側面

一方で、「閑職」を好意的に捉えることも可能です。

  • 負担が軽い: 繁忙職に比べて、心身の負担が少なく、余裕を持った働き方ができる場合があります。
  • 自己研鑽の時間: 比較的自由な時間を活用して、新たなスキルを学んだりキャリアを見直す機会を得ることもあります。

4. 使用例

  • 「最近、彼は閑職に回されたようだ。」
  • 「閑職に就くことで、家族と過ごす時間が増えた。」

注意点

「閑職」という言葉の解釈や感じ方は、その人の立場や置かれている状況によって異なります。組織の事情や人間関係が影響していることも多いため、単に「軽視された」と捉えるのではなく、自分のキャリアや働き方を見直す機会として活用することも可能です。

 閑職をポジティブに捉えるというのは、さすがはChat-GPT 4oですね。公平平等です。

 Chat-GPT 4oでも先に答えられたように、本来であればネガティブな意味が先行します。責任ややりがいはありません。職務の重要性も低いものであり、まさに退職勧奨にうってつけです。

 「別に何もしなくていいよ」「漫画でも読んどいて」そんな雰囲気ですよね。

 しかし、蓋を開ければどうでしょう。まぁ毎朝の院内ラウンドは良しとしましょう。しかし、細々とした業務。医療機器管理点検VBA for Excelの作成依頼。月々の機器定期点検。たまーーーーーに病棟からのお困りごと対応。

 遣り甲斐は別にしても、結構業務量があるのではないか?と思ったりしました。唯一の利点は、自分のペースで仕事が進められる点でしょうか。

 正直、お昼からはする事が無いです。たまの定期点検も、いうて月に2~3台しかなく、それをしちゃったら残りの日数はやることが無くなってしまいます。

 そんなこんなな医療機器専従なので、まぁ全体としては暇です。THE閑職の出来上がり。

 普通というか、通常ここまでの待遇を強いられれば、退職待ったなしだと僕は思うのです。

 しかし、技士長は退職届を受け取った際、僕が辞めるとは思っていなかった様な顔をしました。

 おかしいですよね。医療機器専従としてGOサインを出したのはあなたなはずです。辞めさせるためにこの業務に就かせたのですから。

 僕としては納得のいかないリアクションであり、尚且つ無責任だなーと思いました。

退職面談

 さて、退職届を提出し、その場で「鳩が豆鉄砲を食ったような顔」をした技士長と世間話やこれからについて軽く雑談をした翌日、書類は上長である看護部長へ渡ることになります。弊社は医療技術部ではなく、看護部に所属しているのです。

 受け取った看護部長は、(取り敢えず)僕と面談をするためにME室を訪れますが、残念ながら僕はラウンドでお出掛け中。ラウンドの帰りに、廊下でばったり看護部長に出会った僕は、その場で立ち話と看護部長の人生観についてのお説法を受けることになります。

 問題はここから。

 看護部長は僕にこう言いました。

 ”あんたほんま勿体ないわー。しっかり勉強もしたやろうし、こんだけ知識もスキルもあるのに!!もー!!辞めるなんて!”

 と。

 さぁ読者の皆さんは何がおかしいかお気づきでしょうか。

 僕はこの発言が正直納得いきません。それはなぜか。

 僕の医療機器専従への異動は、看護部長の裁定により、看護部長と技士長の三者面談から始まりました。

 つまり、この医療機器専従への異動を発案・許可したのは看護部長なわけです。

 勿論、このようなパワハラですから、決して一人で決めたわけではないでしょう。弊社のお歴々へ相談という名の回覧が回り、恐らく院長や副院長の決定の元、「私の責任じゃないよ~」という責任逃れを用意して、実行したことでしょう。

 ただ、それでも上長として異動を実行したのは看護部長です。最終責任はあなたにあるはずです。技士長にはそんな裁定もありませんからね。

 なので、それをさも僕が退職を決定した。もっと仕事で活躍するべきだった。というのはお門違いもいいところなのです。ローテーションではなく、固定として専従に置き、臨床から完全に切り離したのは看護部長、あなたです。

 そんな立場の人が、「勿体無い」というのは間違っています。労働者を生かすも殺すも、それは雇用者の裁定であり、今回透析から外したのはあなたなのです。

 おかげで残業が無くなり、給与は数万単位で減りました。通勤手当が上限以上で、自腹を切って通勤している僕にはデメリットしかありません。

 「知識もスキルもあることが分かっていながら異動させ、専従に就かせたのは誰なのか。閑職に追いやったのは誰なのか。」を今一度振り返ってほしいです。退職させるためにここに就かせたのでしょう。と。

人生観には共感

  ただまぁ、年長者の~という訳ではないですが、立ち話で共感する部分が無かったわけではありません。

 当たり障りもない話ではありますが、今回の仕事を糧に~とは言われました。技術や知識を学べた訳ではありませんが、気付かせてくれたことは多々あります。これは毎カウンセリングでも、先生と話している事です。

 人間というのは感情の生き物なので、どれだけ理路整然とロジスティクスにエビデンスを説いたとて、簡単に首を縦に振るものではありません。それこそ多勢に無勢でした。社内政治というものを無視して事を進めることの無謀さ、そして正論だけを説くことの無駄さは学べた1年半だったのではないでしょうか。

 様々な出会いや別れがあり、この1年半は正しく激動の1年半でした(5年ぶりに彼女も一瞬出来たし)。

 他人との相性なんて、入ってみんと分からん部分が大部分を占めますから、まぁ仕方なかったですよね。

 僕が今回の就職で反省するとすれば、正論を振りかざし過ぎたといった所でしょうか。正論は武器にもなりますからね。間違いの盾を持っている側からすれば脅威というか、うざかったんでしょう。

ヒール(悪役)に徹する

 この他にも、事務長だったり役職者に関しては、軒並み僕の退職勧奨に同意したのでしょうに、「いや僕(私)は悪くないよ~」というスタンスです。

 サブタイトルにもある通り、自分が手を下したのに、最後には自分は良い人であろう。というスタンスを僕は嫌います。

 責任は取るべきですし、こういう事をした以上は、最後までヒールに徹するべきなのです。

 当たり前ですが、相手がヒールである以上、僕は被害者です。事実被害者ですから。それ以上でも以下でもありません。相手を許すか許さないかは僕が決めることであり、ヒールが「もういいじゃん。許してよ。」は違うと思うのです。

離職票

 さて、そんなこんなで事務からも退職に向けた書類説明を受けた訳ですが、ここでも謎が一つ。

 離職票について。

 離職票とは?もらえる時期や発行方法、退職証明書との違いなどを解説【社労士監修】

 上記のサイトでも解説がある通り、「雇用保険被保険者離職票ー2」には「離職理由」と「具体的事情記載欄(離職者用)」「離職者本人の判断」「署名」を書く欄があります。

 本来、上記で紹介した記入欄は離職者本人が記載・署名するものです。しかし、今回弊社から言われたのは、同意書の紙一枚。

 ”今回の退職に当たり、退職理由は事業所と相違ない事に同意します”

 その下には「異議あり」「異議なし」の文字と、すでに「異議なし」に丸が付いているのです。

 あからさまにこれは有印公文書偽造に当たるでしょう。

 退職後に労働基準監督署へ通報すれば、偽造が一発で判明するものです。それでもこういうことを平然とやっているあたり、労働者には害がある事業所であることが良く分かりますね。

 上記のサイトにもある通り、退職者が事業所の退職理由に対して異議あり!と唱えた場合、労働基準監督署から調査が入り、事業所側の虚偽や非が認められた場合には、ハローワークへの求人掲載が取り下げられ、求人活動が行えなくなります。

 当たり前ですね。労働者に害がある事業所を、公益性があるハローワークが紹介する訳にはいきませんから。事業所側も、自分たちがしたことをしっかりと自覚し、業務改善、もとい人員整理をするいい機会なのではないでしょうか。(まぁほとんどの事業所には自浄作用はないでしょうが)

 少なくとも、私は署名はしていません。判は押すように促されたので、面倒だったので押しましたが。

これからについて

 そんなこんなで、退職届を提出してからも色々とありますが、あと1週間の出勤をなんとかこなしていきたいと思っています。

 プライベートは引越し先の選定や引っ越しの日取り、向こうでの生活の準備など、てんやわんやですが一つずつこなしていこうと思います。

 次の職場ではある程度仕事が落ち着けば、責任ある立場として職場を回せるよう、盛り上げていきたいと考える所存です。頑張るぞー。おー。

あとがき

 今回は、前回カウンセリングを受けた際に気付いた矛盾点を整理する事も兼ねた記事を書きました。

 恐らく一部の読者からは忠告が入るでしょうから、その時は月末までの期間限定で公開とさせていただこうと思います(自分は未来永劫公開でも構わないんですがね)。

 こんな記事を書くのも今回が最後。。。でしょう。次の職場は栄転と言えるようにしたいものです。

 コメント・リプ、いつでも受け付けてるのでご自由にどうぞ。

 では今回はこの辺で。まったね~。

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